YONEXさんの2021年新作ラケット VCORE98 と VCORE95 のインプレ動画について解説します! 比較しつつ打ってみます!
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0:00~ VCORE95 ボレー
2:36~ VCORE98 ボレー
4:20~ VCORE95 サーブ
6:03~ VCORE98 サーブ
全体を通して
ラケットの性能評価はコチラの記事にて↓
0:00~ VCORE95 ボレー
これはVCORE95、VCORE98の両方に言えるので今回の新しいVCOREシリーズに言えることだと思うのですがラケットの真ん中よりも少し先端寄りの当たりにとてもパワーを感じるラケットで、ボレーについてはそれが顕著に出てきます。
真ん中でボレーを捕らえるときよりも少し先端気味の当たりで打つ方が明らかにボールの飛びが良く、深くボールを打ち続ける事ができます。
特にネットから少し遠い深い位置からボレーについてはこの飛びを使って飛ばしてやることで深いボレーを打ち続けることができ持ち前の打球感のマイルドさもあり、コントロールしていくことができます。
特にVCORE95は取り回しも良くラケットを構えるのが早く、ボールを待つ時間を長くすることができる感覚があり正確なボレーをしていく事ができます。
ただ、95インチの面サイズの小ささ、ラケットの先端で打つ事になれていないため「ラケットの少し先端部でボレーし続ける」というコントロールが上手くできず、上手く打てた時と想定外の場所で打ってしまった時のコントロールのロスト感の差が大きく、全体的にはコントロールが難しい印象です。
ただちゃんと想定した場所で当てることができた時には力強いボレーが飛ばせますっ!(0:44、1:05)
2:30のように少しハズしてしまったとたんコントロール感がロストされてしまい、浮いてしまったりすることが多かったです。
2:36~ VCORE98 ボレー
大きくはVCORE95と同様で少し先端寄りでのボレーが非常に良く、打球感もマイルド、そこで打つ事ができれば攻撃的にもコントロール感強めにも打ち続ける事ができます。
VCORE95と比べると打球感のマイルドな良く飛ぶスイートスポットが少し広いかんじがあり、ボレーが続けられる感触がつよかったと思います!(2:36付近からのボレスト)
ただ、VCORE95でも感じた「先端でボレーし続ける」難しさがVCORE98でもあって、とくにVCORE98では「ボールが重いと威力にラケットが負けてしまう」という感触がありました。3:00のように何とか返せても浮いてしまって相手から叩かれるような場面が多かったです。3:13なども同様です。
結果少しボレーは散らかることが多かったな、という印象です。
4:20~ VCORE95 サーブ
オーソドックスなフェイスサイズ小さめのラケットらしいスピード感が自然と出るサーブが打てています。
5:35のように自分のスイングはできるだけ回転方向に振り抜いて回転をかけたボールが力強く、スピード感を持って飛んで行く感触です。
#跳弾道スピン の意味合いがここでも見えて、ちょっと動画では分かりづらいですが、VCORE95でのサーブはバウンド後に大きく弾むというよりは相手のコートの深い方向に差し込んでいくようなサーブになり、相手のコートでバウンド後に失速感が小さく、さらにノビて行くような感触のサーブになっていました。
半面ちょっと球離れが良すぎて回転を強くかける、ということが自分には難しく、面圧の高いラケットでスピンを強くすることの難しさを感じました。
特にスピン気味の上に向かって打ち出して落とす、というサーブについてはボールを持ち上げる事も持ち上げたボールを回転で落とす軌道を描くこともちょっと難しく、サーブは全体的にまっすぐ気味に弾き飛ばすサーブであったと思います。
その結果かなりネットが多く、フォルトがかなり多かったです。
ちょっとそのあたりをコントロールするのが難しいと感じました。
6:03~ VCORE98 サーブ
VCORE95と比べると明らかに軌道を上げやすく、回転をかけてしっかりサービスボックスに落とすこともでき、非常に高い確率を維持することができていました!
スピードのあるサーブを打ち込むことも(6:20)強く回転をかけて行くサーブを打つことも(6:33)両方とも非常に感触が良く、自分のスイングでも十分にサーブの打ち分けができる、やりやすいラケットでした。
打球感のマイルドさから非常に「振り抜きやすい」印象があり、どんどん振り抜きを強くしても打球感が重くなったり堅くなったりということを感じないので降り抜きを強くすることが容易で、その分回転をかけていくことができる非常にスピン系にも強く、確率の高いサーブを実現してくれるラケットでした。
VCORE98では #跳弾道スピン の「バウンドあとにさらに相手に押し込んで行く」という性質と「「ノビながら高いバウンドを生み出す」という性質の両方が見えた気がします。
スピン気味のサーブが押し込みつつも少し高いバウンドになって相手の打点を難しくしてくれていたように思いました!
全体を通じて
#跳弾道スピン の意味合いをサーブで強く感じました!
スライスサーブがバウンド後にさらに逃げていくような感触があり、非常にワイドに切れやすい、またスピード感のあるサーブのバウンド後の失速感が小さいのは相手からしてみると非常にサーブを強力に感じてプレッシャーになると思います。
VCORE95では僕のスイングではそこまでのスピンを作り出すことができなかった気がしますがVCORE98ではかなり強くスピンを打ち出せていたように思います!
ヨネックスさんありがとうございました!