TOROLINE ABUSOLUTEのインプレ動画について解説します!
0:00~ フォアハンド
1:29~ バックハンド
3:30~ ボレー
4:52~ 相手側視点
7:16~ デゥースサイドサーブ
8:42~ アドサイドサーブ
全体を通して
0:00~ フォアハンド
2020年に日本上陸の新規ストリングメーカー「トロライン」さんのテニスストリング「ABSOLUTE」ですが、このメーカーさん、今のところ2機種展開があり、その2機種が両方とも「細ゲージ・断面六角系ストリング」という非常に特徴的な構造を持っています。
ストロークは全体的に非常に打ちやすく、打球感も柔らかめ、飛び過ぎないというクリーンヒットな性能のストリングで振り抜き続ける事が非常に楽、高性能なストリングでした!
また、細ゲージ・角型断面ストリングという特性からかニュートラルなスイングなのにスピンがかかる。まさに「自然とスピンがかかる」ということばがふさわしいと思います。
角型断面ストリングにありがちな引っかかるために振り抜きが少ししづらくなる「重くなる」という現象が非常に小さく、というかほぼなく軽く振り抜けるけど、その角型断面ストリングの特性である「引っかかり」はまちがいなく起きていて自然とスピンをかけてくれるという感じのストリングでした!
0:24付近がまさにそれで、ニュートラルなスイングのラリーを打って見ていますが自然と回転がかかり、軌道が低く(たまたま)なったためショートクロス気味のボールになってさそれがコートに収まっていました。
軌道を高く上げたとしても1:15付近のようにしっかりコートに収まってくれるし、バウンドあとの伸びも非常に良く、安心して安定したボールを打てる、という印象でした!
1:29~ バックハンド
2:20付近のような安定してボールの勢いも悪くないボールが安定して打つ事ができます。
もともとバックハンドでスピンボールを打つのは僕は苦手なので軌道的にもこれ以上上げることも難しいのですが、この位の軌道を維持して打つ事ができる、コントロールし続けることができるという安心感があり、スイングし続ける事ができました。
バックハンドなのであまり細かいコントロールをせずに自分のスイングをし続けたいところなので、このスイング強度がドンピシャでハマるというのはとても安心感につながります!
非常にコントロール感の優れたストリングだと感じました!
2:39の一球のように少し軌道が高くなっても自然なスピンアシストがあり、しっかりとスピンで落としてくれるので非常に安心感があります。
2:45付近のようにバックハンドスライスも打ちやすく、コントロールしやすいので安定したバックハンドスライスを打つ事ができたのが印象的でした。
この安定感、コントロール感の良さは追い込まれたときにも心強い味方となってくれそうですね!
3:30~ ボレー
ボレーのコントロール感もバツグンです!反発がちょうど良く、パンチを効かせたいところで少し押してパンチ力を出せるし、少し浅めにコントロールしたり落としたりすることも自分の思ったようにコントロールできる感じがありました。
飛び過ぎたり飛ばなかったりということがない非常にバランスの良い飛び性能がボレーのコントロール感をバツグンに良くしてくれていると感じます。
打っていて体に負担が小さいのでボレーもコントロールに神経を向けられるし、強いボールに対しても打ち負けないので非常に左右のコントロールも自分の意志で変えられる感じがあり全体的にボレーコントロールも非常に良いです。
このボレーのコントロールできている感覚は非常にダブルスでも秀でて有用な感触だと感じました。
4:52~ 相手側視点
ニュートラルにスピンがかけられるので非常に安定したボールを打ち続けられています。軌道高めでもスピンがかかり、しっかりとコートに収まってくれる、さらに軌道高めのところでラリーをしつづけることができるのでボールがバウンド後に伸びて行く感じもあり、相手をじわじわ押し下げるボールでラリーをし続ける事ができます。
何よりこのストリングの最大の特徴は「体への負担の小ささ」だと思います。
自分のスイングを続けて、体に雑味のある振動がほぼ無く、角型断面ストリング特有のボールを捕らえて回転をかけていくときの「重み」もほぼ無い。それなのにスピンアシストがあり、ラリーは安定してやり続ける事ができる。
気持ちも楽ですが身体的な負担も小さくとにかくプレー持続性が高い、疲れにくい。
そこが最大の特徴といえると思います!
自分の中での強打をし続けてもキッチリコートに収まる感じもあり、攻撃と防御のメリハリもつけやすいストリングでした!
7:16~ デゥースサイドサーブ
サーブでもバランスの良さが際立ち、とくに回転系の六角形ストリングとは思えない振り抜きの良さが最大のウリだと思います!
スピンアシストももちろんですがそれ以上に自分の振り抜きが非常に良いので軽く、楽に振り抜け、そのスイングスピードで回転量をコントロールしていく事ができる、そのおかげで左右への打ち分けも含めて非常に確率良くサーブをサービスボックスに収めていく事ができていました。
7:46のようにワイドへのサーブが非常に良い場所に確率よく収まるのでこれにはかなり驚きました!
このサーブを打ち続けることができるのは非常に有益です。このサーブでも相手を崩せそうだし、相手を追い出して次のボールはかなり優位になりそうです。さらにこのサーブがあればセンターへのサーブがさらに活きていくと感じました。
8:42~ アドサイドサーブ
スイング強度を強く振り抜ける分、スピンはかけやすくしっかりと持ち上げてからスピンで落とす、ということを自分の意志でコントロールする事がしやすいです。
スピンサーブで相手を外に追い出したり(9:00付近)、センターにスライス気味で打ち込んだりという事が自分でできる上にその確率を高く維持できる。
ちょっとの修正は振り抜き方でスピン量を増やしたりすることで微調整もできる感じ。
さらに体にかかる負担が小さいので非常に再現性も高い!
とにかく「やりたい事がやりやすい」というストリングでした!
このコントロール感は相手に主導権を握らせないサーブゲームを作りやすいと思います!
全体を通じて
飛び、スピンのバランスが優れていて振り抜きやすくその振り抜くで回転量のコントロールもできる。
何よりホントに体に優しくて疲労感が出ないためプレー持続性が非常に高いですっ!
この体への優しさのある打球感、それでいて様々なボールのコントロールがしやすいので性能の高さを感じるストリングでした!
ストリングの性能評価はコチラの記事にて↓
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トロラインさんありがとうございました!