ATP・WTA・ITFの決断!6週間の大会全キャンセル!

ATP・WTA・ITFがすべての大会を6週間の大会キャンセルを決定しました。
新型コロナウィルスの影響を受け、WHOがパンデミック宣言を行い、さすがのプロテニスツアーも苦渋の決断を下したようです・・・
ファンとしてはさみしいかぎりですが、プロテニスプレーヤー、その観客、大会関係者を中心に世界中の人間を世界的なこの危機から救うためには仕方のないことなのでしょうね。それだけ重大なことだということです。
WOWOWでもツアー中継が放送中止となるわけですからコレは痛手でしょうね・・・

大会中止。プレーヤーへの影響は???

まず、3月11日から開催予定だったアメリカ、インディアナウェールズの大会が中止になり、その発表が直前であったことから多くの選手がすでに会場入りしており、会場で参加予定だった選手同士が練習している、という話は記憶に新しいところですが、今回の決定により、男女共通ツアーのアメリカ、マイアミ・オープンも中止となりました。また、4月20日までなので、バルセロナ・オープン、ハンガリー・オープンも中止が決定した、ということになります。バルセロナ・オープンあたりからはクレーシーズンと呼ばれる全仏オープンへ向けてのクレーコートの大会がたくさん開催される時期ですから、わりと重要な時期だと思われます。全仏オープンの開催が5月24日からの開催ですからその前に休養などもかんがえるとそこまで時間の余裕が無いのがわかると思います。
まだ大会中止が決定されているだけですが、プレーヤーには何かしらの救済措置があるのでは無いかと思います。
例えばプロテクトランキング。
この週のツアーについてはポイント失効せずに、もう一年ポイントをそのままにしてくれる、とか。もちろんランキングの上昇を狙っている選手にとっては「停滞」ということになりますが、こればっかりは仕方ないのかもしれません・・・
ポイントがプロテクトされればこの中止期間を終えた後もそのランキングを維持してその後の大会への参加、予定が組みやすくなるのではないでしょうか?
逆にポイントが従前通りに失効してしまえばポイントが手に入らない分、昨年のこの時期に活躍していた選手のポイント低下が大きく、何もしていないのにランキングが下がってしまう選手から何もしていないのにランキングが上昇する選手も出てきてしまいます。なんなら昨年のこの時期に頑張っていた選手ほど損をしてしまいます。
ある程度すべてのプレーヤーが損害を被るわけですが、損害が平等ではないのです

どうにもならないものもある・・・かもしれない

ランキングの維持ができればプレーヤーにとっては幸いですが、大会が開催されなければどうしても懐事情はさみしくなるかもしれません。
そう、大会賞金は発生しないのです。
日本国内に目を向けても選手はまず大会がないので大会賞金が発生しません。なので国内での活動に限定されるのでいってみればオフシーズンのような過ごし方になるでしょうが、国内でもスポーツ施設の閉鎖が多く、またイベントは中止、延期されている中なので、なかなかそういった大きな活動も自粛せざる終えないでしょう。
プロテニスプレーヤーとしての最大の活動である大会参加ができない、さらにイベントの開催ができないとなると、それ以外の活動、さらにそこからの収入を得る必要があるし、もちろん自身のプレーの向上、練習もしなければなりません。
なかなか厳しい状況であると言わざるおえないでしょう・・・
一番多いのはプロモーションに時間を割く、という感じでしょうか?
SNSなどを中心に自分自身でできる発信をたくさん行い、知名度を上げていく、が一番現実的な行動でしょう。プロテニス、テニスそのものの知名度や活動強度を上げて、発信していく。または普段の活動をより効率的に発信していけるように発信力の向上、環境整備に時間を割いていく感じになるでしょう。
一気にプロテニスYoutuberが増えるんじゃないかな?という気がしています。それはテニスそのもの、プロテニスプレーヤー、それぞれ個人のプロモーションにつながってとてもいい活動だと思います。
その整備にじっくりと時間をかけることができる期間になりますね。
すでにプロテニスプレーヤーの革命児・西岡良仁選手はすでに動き始めているようです。さすがです!彼のこれからの動きには注目せざるを得ません。また、同じくYoutube上で知名度の高い斎藤貴史選手も同様ですね!
西岡プロといえば女子プロプレーヤーにも穂積絵莉選手を中心にお友達が多いことでも有名。こういったプロ同士のつながりも使ってコラボでいろんなことしてくれると嬉しいですね!
みんな同じくらい暇だろうし(・∀・)

より良い練習環境を求めて動き出す、という選択肢

ほかにはこの時期だけ海外に練習拠点を置くプレーヤーもいるようですね。
武者修行、とでもいうべきでしょうか。
海外の選手との練習でああったり、海外の環境であったりまた、サーフェイスも日本にはなかなか無いレッドクレーなどがありますからそういった環境を求めて、ということでしょうか。
この期間を自分自身のレベルアップのためにフルに資金と時間を使っていく、という選択肢。これもなかなか勇気のる決断ですが、今後のプロテニス人生を考えれば大きな決断ではないでしょうか?

これまでどおりではいられない・マルチなプレーヤーとしての活動が必要になってきている!

今回の新型コロナウィルス騒ぎはかなりプロテニスプレーヤーとしての活動を制限させられるものになってしまいましたが、とはいえ、プロとして活動していく以上、怪我などもありますし不測の事態は避けられないのかもしれません。
上記のような活動は一例ですが、今はだれもが情報発信力を持てる時代、SNSを含めた情報発信のための様々なプラットフォームを活用しない手はないと思います。
もちろんそのためにはさまざまな知識が必要ですが、時間があるのであればそういった活動に興味を持っているプレーヤーが参入してくることはテニス業界としては非常にありがたいことですね。
使える人材を使って、有効に時間を使えるといいのではないかと思います!
もちろんYoutube活動をしている僕らも利用していただきたいものですね!