【ストローク編】2021年1月発売の98インチ3種!CX200・ラジカルMP・VCORE98を同じストリングセッティングで打ってみた【テニスラケットインプレ動画】解説

今回は3メーカーの2021年1月発売の新作ラケットを同時に打ってみてのインプレ動画です!
CX200 【DUNLOP】
RADICAL MP 【HEAD】
VCORE98 【YONEX】
の3つの98インチモデルについて同じストリング、同じセッティングで打ってみて比較しました!
ストリングはDUNLOP エクスプロッシブ スピードを48LBSですべて張り上げています!

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0:00~ CX200 フォアハンド
 1:07~ ラジカルMP フォアハンド
2:12~ VCORE98 フォアハンド
3:17~ CX200 バックハンド
 4:18~ ラジカルMP バックハンド
5:22~ VCORE98 バックハンド
6:45~ CX200 相手側視点
 8:06~ ラジカルMP 相手側視点
9:27~ VCORE98  相手側視点  
 全体を通して

ラケットの性能評価はコチラの記事にて↓

3本のラケットはスペッグが似ていても全くちがうラケット!(当たり前) 

今回とりあげた3本はすべて2021年1月の全豪オープン、2021年のツアー開幕に合わせて発表になった各メーカーのラケットでわりと発売されたラインナップのなかでは中間的なスペッグの98インチ・300gオーバーのラケットです。
似たようなスペッグのラケットだから同じような感触があるかも・・・とおもいながら取り上げてみましたが全然違いますね(笑)
スペッグが似ているからといって実際に使って見ると全く違うラケットだったので打っていて楽しかったです!
メーカーが違うので目指す性能やテクノロジーの違いが如実に感じられた気がしました。
重さやフェイスサイズ・厚みなどカタログスペッグ上は似ているのですが明らかに違う性能が出てくるというのが何故か?というところは全く分かりませんが非常に興味深いところです。

ストロークにおける3つの違いの考察 

シンプルにこの3本を比較して自分が感じたのは以下の通りです。
すべて僕が感じた感触、ですので実数などとは無関係ですのでご了承ください。
●打球感のマイルドさ
①CX200 ②VCORE98 ③ラジカルMP

ただ全体的に振り抜き安く軽い振り抜きが3本ともウリだと思います。3本とも非常にボールを打ち続けるのが楽で、自分からどんどん振って行けるタイプのラケットです。そこまで大きな差は無い、といって良いと思います。
VCORE98は少し異質で明らかにボールを打ったときの衝撃は小さい、明らかに雑味のある振動はなく軽い打球感なのですが、ボールをとても良くホールドするのかボールの重みを感じる感触があります。重いボールが打てている感触、という感じで決して嫌な打球感ではありません。むしろ気持ちの良い打球感です。

●打ったボールの重み
①VCORE98 ②CX200 ③ラジカルMP
●打ったボールのスピード感
①ラジカルMP ②VCORE98 ③CX200
●ボールのコントロール感
①CX200 ②ラジカルMP ③VCORE98
●ボールのスピン量
①CX200 ②VCORE98 ③ラジカルMP
●ボールの軌道の上げやすさ
①CX200 ②VCORE98 ③ラジカルMP
●緊急回避の打ちやすさ(体制を崩された時)
①CX200 ②ラジカルMP ③VCORE98

完全に僕の感じたものなので数値化とかというわけではありませんが・・・
とにかく #controlthegame の意味合いを強く感じるコントロールのしやすさ、スピン量のコントロールのしやすさ、かけやすさが目立つCX200、ただその分ハリのあるボール、強くスピード感のあるボールを打つときには少し失速感がある気がしました。
しかしそれにあまりあるコントロール・軌道の上げやすさ、確率の高いストロークはかなり魅力です。
ラジカルMPはとにかく軌道が低めでその低めのコントロールの左右へのコントロールが効き、ボールの質としては軽いボールなのですが非常にスピード感が良く、気持ちよく打ち続ける事ができます。
相手からどんどん時間を奪って左右に振っていく、相手を走り回らせて消耗させていくようなラケットでした。
VCORE98が面白いのは軌道は少し高めなのですがロブ気味のような軌道ではなくまっすぐにネットの高いところを通すと相手コートに収まるようにグッとボールが落ちて行く感触で、その軌道が得意だけどボールにスピンをかけてもっと軌道を上げて・・・という感じのことはあまり上手く打てなかったなと思います。
ただニュートラルに打つボールにはものすごく重みがあり、パワフルなボールで一番フェンスに突き刺さる音が強いボールを打てていたのはVCORE98だったと思います。
バウンド後のパワフルさがさすが #跳弾道スピン の恩恵なのかな?と思いました。

全体を通じて

同じ98インチモデルのラケットですが得意とするボールの球質、軌道などなど全く違います!
年々進化するラケットですが、こういった個性が様々なユーザーに要望に応える事ができているのでしょうね・・・
これからも楽しみです!

ダンロップさん、ヘッドさん、ヨネックスさんありがとうございました!